骨伝導イヤホンに興味があっても、音漏れすることが気になる方は多いのではないでしょうか?
実際にどれくらい音漏れがするのか?実際に使ってみた感想と音漏れしにくい骨伝導イヤホンをご紹介します!
目次
そもそも骨伝導イヤホンの仕組みとは?
普通のイヤホンは、音を空気の振動に乗せて鼓膜を震わせ、鼓膜から奥の耳小骨へ、そしてさらに奥の蝸牛という器官に伝わります。その蝸牛から聴神経へさらに脳に伝わると、脳が音だと認識します。
骨伝導イヤホンは、鼓膜を通しません。頭 (たいていはこめかみあたり)に装置を密着させることによって頭蓋骨を振動させて、鼓膜を通さず耳の奥にある蝸牛に振動を伝えます。蝸牛から聴覚神経を伝って脳に音と認識してもらう仕組みです。
音漏れする原因
骨伝導イヤホンのモデルによりますが、振動だけではなく実際に音が鳴っているため、周囲へ音が漏れるものがあります。こめかみに装着するタイプでは、基本的に剥き出しで頭部に密着させるため、仕組み上どうしても音が漏れやすいのです。
音漏れしにくいものも登場していますが、実際に人気機種の半分は音漏れするというデータもあります。
では、どの程度の音漏れがするのでしょうか?家族相手に試してみました!
音漏れの実験をしてみた
実際に家族を相手に、骨伝導イヤホンの音漏れがどれくらいなのか実験してみました!
場所は静かな屋内、距離は50センチほどの場所です。
使用した骨伝導イヤホンは、我が家にあった5,000円ほどで購入したZ8という機種です。
YouTubeの音声の場合
解説動画や、人が話しているだけのYouTubeを聞く場合、どれくらい周囲に聞こえるのか試してみました。
はじめに50センチの場所でYouTubeを流してみましたが、何も反応はありません。
その後、30センチのそばまで行って確認しましたが、「聞こえない」との返事でした。
人の声のみなら少々音を大きくしても音漏れしにくいようです。
音楽の場合
せっかくですので、ノリノリのヘビメタをセレクトしてかけてみました。
音楽をかけた瞬間に、「聴こえる」との反応。そのあと、70センチまで離れたり、かなり音量を小さくしたりしたのですが、シャカシャカ音が気になると言われました。
結論
Kindle本の音声読み上げや、YouTubeなどの音楽のない解説動画程度なら、かなり近くにいても、ある程度音量をあげても音漏れしにくいようです。しかし、音楽の場合は50センチ離れていても、そしてかなり音量を下げても聞こえてしまいました。
人と距離が近くで使用する場合、音楽をかけるのはやはり注意が必要なようです。
骨伝導イヤホンおすすめ活用法
わたしはいつも、骨伝導イヤホンを使って音楽を聴いたり、Kindleで買った本をスマホに読み上げてもらったりしています。
普段わたしが骨伝導イヤホンを活用しているシーンをご紹介しましょう。
- 通勤時
- ウォーキング
- 家事
通勤時の音漏れは少し気になるため、電車の中では音を止めていますが、それ以外の歩きの時はかけっぱなしで良いし、それに周囲の車の音や自転車の音などが聴こえるので、イヤホンよりとても便利に使えています!
特におすすめなのが家事!家の中なので音漏れはそれほど気にしなくていいし、家のことをしながら音楽が楽しめるのが最高です。子供の声などもいつでも聴き逃すことがないのに音楽が聴ける!本当にオススメです。
音漏れ対策あり!骨伝導イヤホン
とはいえ、音漏れが気になる方に対策がしてあるイヤホンはないのでしょうか?そんな方にオススメしたいのが、こちら!
『Goldendance社 SOUNDBONE』GD-SB
画像引用:https://www.amazon.co.jp/
普通のイヤホンの形をしていますが、こちらもちゃんと骨伝導タイプです。
音漏れが少ないうえに、つけ心地もよく、骨伝導の中ではかなり音質も良い機種!
静かな場所で1メートルくらいの場所の相手に、音漏れが聞こえないという報告があります。一番音漏れを気にする方にはこちらがおすすめです。
AfterShokz社 『Aeropex』
画像引用:https://www.amazon.co.jp/
骨伝導イヤホン大手メーカーとして有名なAfterShokz社のモデルです。
先ほどご紹介した『Goldendance社 SOUNDBONE』よりは音漏れがしてしまいますが、ケーブルを使わない無線のもので選ぶなら、この商品がオススメになります。
音質も良く、頭に程よくフィット、防水防塵性能も高いので、スポーツを楽しみたい方にぜひ使ってほしいシリーズです。おしゃれなカラー展開もあるのでファッションにこだわりのあるかたにもいいのではないでしょうか?
どうしても多少の音漏れはしやすい一面がありますので、周囲の状況に合わせた使い方をしてくださいね!
まとめ
骨伝導イヤホンの音漏れについてお伝えしました。
たしかに普通のイヤホンよりは構造上音漏れしやすい側面がありますので、使う場所を選んでしまいますが、耳を塞がないので安全性は普通のイヤホンより高くなります。
オススメした機種は音漏れが少ないイヤホンをセレクトしてご紹介していますので、場面に合わせて使ってみてください!
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