UMLの書きかた3選

UMLの書きかた3選

UMLは書きかたが分かると、より簡単に構造を人に説明できるようになります。

当記事では、UMLとは、そして最も使われているUML図の書き方について解説しています。

UML図作成ツールで簡単に描けるので、ぜひ今後の作成に役立ててください。

UMLは図で可視化してくれる

UMLは、設計や実装を図にするためのモデリング言語(Unified Modeling Language)です。

つまりは、言葉だけだと複雑で分かりづらいことを図にする手法を指します。

ただの図式だと、違う文化やチームなどが見たときに仕組みを理解できない可能性が高いです。そのため描き方を統一することで、世界中どこでもすぐに理解できるようにしたのがUMLです。

覚えておきたいUML図の書きかた3選

UML図はツールを使って描いていけます。まずは構造を理解してから、ツールを使って描いてみましょう。

以下では、最も使われているUML図を3つピックアップしました。

UMLクラス図

クラス図は静的な構造を理解するのに役立ちます。

クラスには、「属性」と「操作」がつきます。

もしこれを学校で表すなら、学校、1年生、2年生、3年生などがクラスになります。そしてその下には属性と操作を書きます。属性は名前やIDなど、把握するためのデータです。操作はクラスの行動が書かれます。

クラス図の一例:

クラス:1年生

属性:1年1組、1年2組、1年3組

操作:登校、下校

そしてこれを相関性のある別のクラスと一緒に繋げます。この場合は、「1年生」のクラスに「校長」や「2年生」などが繋がります。

一例:

クラス:1年生 クラス:2年生
属性:1年1組、1年2組、1年3組 属性:2年1組、2年2組、2年3組
操作:登校、下校 操作:登校、下校

UMLシーケンス図

シーケンス図は、全体の構造がどのように流れていくのかを理解するのに役立ちます。

シーケンス図は大きく分けて4つの要素があります:

  • ライフライン – 実行する側
  • 実行仕様 – 実行されたことによって起こったこと
  • 停止 – 実行使用の逆。なにも起きない
  • メッセージ – 実行された、しなかったことによって起きたこと

例えば、ウェブサイトを作っていたとして、ウェブサイトにはサーバーが必要です。

ライフラインに、ウェブサイト、サーバーがあり、実行使用は「ウェブサイトからサーバーに接続」のようなものです。

接続ができると、ネットにつながります。これがメッセージです。

一例:

ウェブサイト

接続

サーバー
メールが届く  [接続できた場合]

シグナルを受信する

UMLアクティビティ図

アクティビティ図は、業務の流れを理解するのに役立ちます。

まずは登場人物を洗い出します。

例えば、もし食材が卸されるまでをアクティビティ図にする場合、「農家」、「卸業者」、「小売店」が登場人物です。

そして各登場人物の行動を、各登場人物の下に書きます。

農家の場合は以下のとおりです:

  • 食材の数を確認
  • クオリティをチェック
  • 食材の出荷準備

後はこれらを線で繋げていくだけです。

一例:

⚫︎
農家 卸業者
食材の数を確認

卸したい数を依頼 
クオリティをチェック このクオリティでいいかをチェック

食材の出荷準備 これでいいかを伝える

 

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