骨伝導イヤホンは体に悪いの?脳に影響はない?

 

『骨伝導』と名前を聞くと、ちょっと怖い気がしませんか?
わたしも骨伝導イヤホンを使っているのですが、骨を振動させて音を伝えるという仕組みですから、なんとなく体に悪そうだと思っていました。

骨を振動させることで脳に影響がないのでしょうか?

今回は、骨伝導とは何か、そして骨伝導イヤホンは体に悪くないのかについてお伝えします。

骨伝導とは?

画像引用:https://www.amazon.co.jp/

普段、わたしたちは音を鼓膜を通じて聴いています。一方「骨伝導」は、頭蓋骨(ずがいこつ)を震わせることにより、鼓膜を通さずに音を聴く方法です。

頭蓋骨を震わせるというと、なんか脳に影響がありそうですが、大丈夫でしょうか?

まずは骨伝導イヤホンの仕組みからみていきましょう。

骨伝導イヤホンの仕組み

はじめに普通のイヤホンの仕組みについて解説していきます。

普通のイヤホンでは、皆さんよくご存知のとおり、音、つまり空気の振動を鼓膜に伝えて聴いています。そして鼓膜から耳小骨という骨を震わせ、さらにその奥のぐるぐるとうずまきのような器官、「蝸牛(かぎゅう)」に伝わり、耳の神経を伝わって脳に届くと、やっと音として聞こえます。

では骨伝導イヤホンはどうでしょうか。

骨伝導イヤホンは、頭部にイヤホンの装置を当てて振動させる仕組みになっています。振動は頭の骨から耳の器官である「蝸牛」を直接震わせ、鼓膜を通さずに音を聴いた!と脳が認識します。

骨伝導イヤホンには、いくつかタイプがあるので装置をつける場所に違いがあります。こめかみに装置を当てるものが一番種類が多く、そのほかにも耳をクリップのように挟み込むタイプや、眼鏡タイプなんていうのもあります。装置をつける場所はさまざまですが、でも仕組みはおなじ。頭蓋骨のどこかを震わせて聴いているんです。

骨伝導は普段から使っている聴き方です!

実は、わたしたちは普段から鼓膜と骨伝導と両方を使っています!

鼓膜からももちろん聴きますし、同時に身体中に音の振動は伝わっていますから、頭の骨に受けた振動は、耳の奥に伝わっています。つまり普段から骨伝導でも聴いているんです。

それに、他の動物も骨伝導を使っています。たとえばクジラやイルカも骨伝導の使い手でアゴ付近の骨で水の中からつたわる音を聴いています。

骨伝導とは特別なものではなくて、すでに私たちが自然に利用している音の聴き方なんですね。

電磁波の危険はないの?

 

さて、骨伝導イヤホンは、頭に密着させるので装置から出る電磁波も心配ですが、どうなのでしょうか?

電磁波については、骨伝導イヤホンを多く開発している「ゴールデンダンス社」がこのような発表をしています。

電磁波についても問題はありません。 ほかの電気製品と同じように電磁波は発生していますが、ごく微弱なもの。 自然界に存在する電磁波と同レベルの強さです。 安心して骨伝導製品をご使用ください。

引用元:ゴールデンダンス社 骨伝導Q&A

骨伝導イヤホンから発生している電磁波についてはとても微弱なので、問題ないとのことですね。

昔から骨伝導は行われていた

古くから、骨伝導は使われていました。骨伝導の使い手として有名なのが、交響曲『運命』や『第九』でおなじみの作曲家のベートーベンです。

ベートーベンは、30歳には病気で聴覚を失ってしまいます。補聴器も無かった時代ですから、ピアノに立てた棒を口でくわえることによって頭蓋骨を振動させ、音を聞いていたという話は有名ですね。その後、ベートーベンは多くの有名な楽曲を生み出しています!

このように、骨伝導は昔から使われている技術なので、体への影響は心配なさそうです。

骨伝導が活用されている場面

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骨伝導イヤホンは、昔から活用されていて、脳に影響はないことがわかりました。こちらでは、骨伝導イヤホンがどのような場面で活用されているのかご紹介します!

スマホ難聴予防に

普通のイヤホンで大音量で長時間聴き続けると、「スマホ難聴」といって、聴覚が失われていく症状になってしまう危険性があるんです。

WHOによると、世界の若者(12~35歳)の約半数である11億人が難聴になる恐れがあると警告しているんです。

骨伝導イヤホンは鼓膜を振動させるのではなく、頭の骨を振動させるため、鼓膜を傷める危険性はありません。ただし、スマホ難聴の耳の奥の有毛細胞がなくなっていく症状についてはまだ検証されていないため、くれぐれも長時間、大音量の音楽はほどほどにしてくださいね。

難聴の人のおしゃれな補聴器として

骨伝導は、難聴の方の聴覚補助器としてもすでに活用されています。難聴の種類にもよりますが、外耳や中耳の障害が原因となっている伝音性難聴の方は骨伝導で音が聞きやすくなるため、福祉用の骨伝導イヤホンや補聴器が活躍しています。ただし、内耳の障害が原因となって発生する感音性難聴では難しいとのことです。

まとめ

『骨伝導』と聞くと、なんとなくその響きから体に悪そうな印象を抱きがちですが、骨伝導イヤホンは脳に影響はないとのことでした。それどころか普段からわたしたちは「骨伝導」を使って音を聴いていたんですね。

鼓膜を傷めないためのツールとしても使えるようですから、骨伝導イヤホンは、難聴予防にもなります。

悪いイメージは払拭して、みなさん安心して使ってくださいね!

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