耳をふさがないで音楽を楽しめる、骨伝導イヤホンが注目を浴びているのをご存知ですか?
骨伝導って一体どんなものなの?骨伝導イヤホンの仕組みとは?どういうときに使うといいの?どんな種類があるの?などなどの疑問にお答えしつつ、今オススメの骨伝導イヤホンをご紹介しちゃいます!
目次
骨伝導って何?
「骨伝導」とは、鼓膜を使わずに骨を震わせて音を聴く方法です。え、なんだかよくわからない?
音って空気を振動させて伝わるもの。私たちは普段、その音の振動を耳の中の鼓膜を震わせて聞いています。鼓膜に伝わった振動は、さらに奥にあるまるでカタツムリのような「蝸牛(かぎゅう)」を震わせ、聴神経を通って脳にたどり着くと「音」と感じるようになっています。
骨伝導イヤホンでは、こめかみあたりの頭の骨に装置を密着させることにより、頭の骨を震わせます。頭の骨から鼓膜を通らず「蝸牛」を直接震わせて、音と感じとる仕組みが、「骨伝導」なんです。
骨伝導イヤホンにぴったりな使い方
骨伝導イヤホンの利点はなんといっても耳を塞がないことです!音楽を聴きながらでも周囲の音をしっかり聴くことができるので、さまざまな場面で活用できるんですよ。
骨伝導イヤホンに適した使い方をご紹介します!
アウトドア、スポーツに
ウォーキング、ランニング、トレーニングジムなど運動をしながら音楽を聴くのにぴったり。仲間やトレーナーに声をかけられたりした時にも、ランニング中に車や自転車が突然横を通っても、周囲の音は聴こえるので安全にスポーツできますね。
家族や友だちのいる空間に
音楽を聴きながらでも、友だちと普通に話すことができますし、お子さんがいるご家庭なら、家事をしながら音楽を楽しめますよ。子どもの様子も空いている耳でしっかり聴きとることができるので、安心ですよね。
スマホ難聴対策に
スマホ難聴と言って、大音量で長時間イヤホンを使い続けると、将来難聴になるとWHO(世界保健機構)が警鐘を鳴らしています。骨伝導イヤホンなら、鼓膜に負担がかからず、普通のイヤホンより音量をあげなくてすむため、スマホ難聴の予防の一つとしても考えられています。
骨伝導イヤホンに向かない使い方
電車の中
骨伝導イヤホンの一番のネックは、音漏れするです。音漏れ対策がされている機種もありますが、人気機種の半分は音漏れがするということも言われています。
人の話し声(例えばYouTubeの解説動画など)は周囲に聞こえにくいようですけど、音楽のようなシャカシャカ音はどうしても音漏れしてしまうので、電車の中は控えた方がよさそうです。
音質を求める
骨伝導イヤホンに、ハイレゾイヤホンのようなクオリティの高い音質を追求されると、さすがに劣ります。音質にこだわったモデルもありますが、さすがにハイレゾにはかないません。しかし、普段の生活の場面で、音楽や動画を楽しみたいのなら、問題はないクオリティだと思います。
骨伝導イヤホンの種類
骨伝導イヤホンと一言で言っても、今ではあらゆる形や構造のモデルが登場しています。どのようなタイプがあるのかご紹介しましょう!
こめかみタイプ
こめかみに振動装置を当てる形が一番スタンダードで、種類も豊富にあります。
バンドの締め付け具合なども機種により異なりますので、できれば一度店頭などで装着具合を確かめるといいですね。
有線タイプ
ケーブルが装置に付属しているスタイルです。このタイプで多いのはケーブル部分にリモコンがついているもの。Bluetoothの接続操作が難しい人や、耳元での小さなボタンのオンオフ操作が慣れない人など、骨伝導イヤホン初心者にはこちらの有線タイプはオススメです。
耳ひっかけタイプ
画像のように耳たぶの軟骨にひっかけたり、イヤーカフのように耳横にかけたりと、スタイルはいくつかあります。内部から直接骨に音を振動させるタイプになります。
メガネタイプ
なんと、こちらも骨伝導イヤホンです。耳にかけるツルの部分の、こめかみ付近に骨伝導の装置があって、そこから音楽を聴くことができるんです。これならイヤホンをかけているとわからないのがいいですよね。
オススメ骨伝導イヤホン3選
AfterShokz「Aeropex」
音質も追求したい、そして装着感の少ないなるべく軽いものを!と上質の骨伝導イヤホンライフを求める方にオススメなのがこちら。AfterShokz社の『Aeropex』です。AfterShokz社は、骨伝導イヤホン大手。
あまりに人との距離が近い電車内では音漏れが気になるかもしれませんが、イヤホンが許可されたカフェ程度なら十分使用できる。装着感もとてもよいモデルです。
防水防塵性能があるので、ホコリや雨、汗にも強いのでスポーツでの使用でも安心です。なんと丸洗いも可能なのが嬉しいですね!
AfterShokz Sportz「TITANIUM」
こちらはAfterShokz社の有線タイプ機種『Titanium 』。AfterShokz社は、独自の骨伝導技術をもとにアスリート向けのオープン・イヤー・イヤホンを制作しているためか、とてもつけ心地がよく軽くて安定しています。
ヘッドバンドがチタン製で、丈夫で柔軟性があるので、ぐにゃっと曲げても平気、さらに汗にも強くて水に濡れても大丈夫。小さくして持ち運びするのにも便利です。
ケーブルに付属しているリモコンや充電池は、クリップで服に装着してしまうと意外と邪魔にはならないですし、手元でリモコンが使えるので、操作も楽チンです。
ウォーキングやランニングなどの使用にオススメです!
骨伝導メガネRONIN×VIBRA(ロニン、ヴィブラ)VB001
音楽を聴くヘッドセットだとはほぼわからないこちらの骨伝導メガネ。
RONIN×VIBRA(ロニン、ヴィブラ)VB001は、前項で解説したように、こめかみのあたりにツルの部分の振動装置が密着して振動する仕組み。ツルの部分をタッチすると、早送りや再生、ストップなどの操作ができます。マイクも内蔵。UVカット&防眩効果付きだから、アウトドアに最適です。
まとめ
骨伝導イヤホンについてまとめてみましたが、いかがでしたか。骨伝導イヤホンの特徴がおわかりになったのではないでしょうか?
骨伝導イヤホンと一口で言ってもいろいろな種類がありますので、暮らしの中で使う場面に合わせてセレクトしてみてくださいね!
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