毎日イヤホンで音楽やYouTubeを、音量を大きくしてガンガン聴いている人も多いのではないでしょうか。スマホは日常生活の一部、いや体の一部!なんていう人もいる今日この頃。
でも、イヤホンを外してふと気づくと、普段の音が聞きづらいと思ったら……それは危険な兆候です。長期間にわたって、イヤホンでガンガン音楽を聴いたあと、次第に音が聞こえなくなっていく症状をスマホ難聴と呼ぶそうです。
鼓膜を通さずに音楽を聞く骨伝導イヤホンなら、もしかしたらスマホ難聴に効果があるかもしれません。今回は、骨伝導イヤホンはスマホ難聴に効果があるのかについて調べてみました。
スマホ難聴とは?
スマホ難聴という言葉を聞いたことがありますか?
医学的には「感音難聴」や「騒音性難聴」と呼ばれ、大きな音量で長時間音楽を聞き続けることによって起こる難聴です。
まずは、普段私たちの耳がどうやって音を聴いているか説明しますね。
はじめに普段私たちは、音の振動が耳の中の鼓膜を震わせることで音を聞いています。鼓膜から「蝸牛(かぎゅう)」と呼ばれる器官に伝わり、さらに蝸牛から有毛細胞や聴神経をとおり脳にたどり着くと、やっと音として聴くことができています。
それが大音量で音楽を聴き続けると、音を聴く器官のひとつである「有毛細胞」が徐々に壊れるんだそうです。恐ろしいのが、有毛細胞が壊れてしまうと、もう治すことが難しいとか……。
WHOによると、12~35歳の約半数にあたる、世界の若者の11億人が難聴になる恐れがあると警告しているんです。
わたしも一時期大音量でガンガンと音楽を聴いていた時期がありました。
すると、イヤホンをはずしてからもしばらく音が聞こえにくくなってしまったんですね。
音楽を聴くのをやめてもしばらくそれは続いて、聞こえにくさが治るのにかなり時間がかかりました。それが長期間続くとどうやら薬物療法を行っても聴力が改善しない状態になるかもしれないのです。
ちょっと恐ろしいですね……。
自覚しにくいスマホ難聴の予防法
少しずつ進行するため、自覚しにくいのがスマホ難聴です。
では普段、どのように予防したらよいのでしょうか?
- 長時間聞かない
- 音量を下げる
- 耳を休ませる
WHO(世界保健機関)では、1週間の間に聴いてもよい、安全な音の大きさの目安として、80デシベル(地下鉄の車内の騒音レベル)で40時間までとしています。
これを目安にして、使用を1日◯時間未満に制限するなど、時間を決めて聞くようにしましょう。
また、音量はいつもより下げるようにします。
そして長時間連続して聞かずに、休憩を挟むことで耳を休ませてあげましょう。日頃から耳をいたわることが大事なんですね。
音楽聞きっぱなしで眠ってしまった!なんて使い方をしていると鼓膜を傷めますので、ご注意ください。きちんと耳を休ませてあげましょうね。
骨伝導イヤホンは難聴に効果があるか
さて、骨伝導イヤホンのように頭蓋骨を通して音を聴く、鼓膜を通さない仕組みなら、スマホ難聴に効果があるのでしょうか?
普通のイヤホンは、鼓膜から音を聞きます。
そして骨伝導は、頭の骨を震わせ、その振動を直接耳の奥の蝸牛という器官へ伝える方法です。
結論から言いますと、鼓膜から聴いても骨伝導で聴いても、仕組み的には両方とも耳の奥の「蝸牛」を震わすので、難聴リスクが減るという医学的な根拠は見つかりませんでした。
ただ、骨伝導イヤホンなら、鼓膜を傷めてしまうリスクは減ります。
また、骨伝導ならば騒音のある場所でも、普通のイヤホンほど音量を上げなくても聞こえるようになるため、難聴の予防策として効果があるのではないかと言われています。
大音量で聴いてしまう原因としては、周囲の音に負けないように音を上げるから。
だから余計に鼓膜を傷めやすくなっています。
ですので、周囲の騒音を低減するため骨伝導イヤホンを選ぶのも一つの手です。
ちなみに、個人的な感想ですが、わたしは普通のイヤホンを使用していた時、使用後に周囲の音が聴きづらくなっていましたが、今は骨伝導イヤホンでその症状が出なくなりました。
難聴の予防のひとつに骨伝導イヤホン
『若年性難聴』= スマホ難聴の若者を減らしたい!という目的で作られた骨伝導イヤホンをご紹介します。
Boco社Earsopen®️PEACE
画像引用: https://boco.co.jp/eo/special/peace
画像引用: https://boco.co.jp/eo/special/peace
まるっこい見た目がかわいいですよね!イヤカフタイプで耳に挟んでつかいます。片耳約9.5gと超軽量。
聴覚補助製品でもあるので、聞こえにくい方のサポートにもオシャレに使えます。(難聴の方すべてへの効果を保証するものではないとのことです)、難聴予防にもつかえます。
まとめ
スマホ難聴には、
長時間聞かない
音量を下げる
耳を休ませる
ことが大事だというお話でした。
骨伝導イヤホンも鼓膜を傷めないという観点から予防が期待できそうです。
ただし、聞こえがおかしいと思ったら、少しでも早く医療機関を受診してくださいね。
大好きな音楽をいつまでも楽しめるように、骨伝導イヤホンも利用しながら、音楽ライフを長く楽しんでいきましょう!
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