テレビ番組などの空撮では、もはや当たり前となっってきたドローン。男の子供心をくすぐりますよね?
ドローン機体本体は個人でも購入しやすい価格帯(1万円前後)になってきており人気がとても上がっています。このドローンには空撮を楽しむだけではなく、その速さを競うfpvレースなるものがあるのをご存知でしょうか?
今回はそんなfpvについてご紹介していきます。
fpvとは
ラジコン用語で、First Person View(遠隔操縦における一人称視点)の略。まるでコクピットに乗っているパイロットさながらの視点で操縦する、という意味です。
海外ではすでにメジャーなモータースポーツと認識されています。レースでは競技専用のドローンを操縦して、決められたポイントをクリアーしながらスピード(タイム)を競います。
最高速度は130km/hにもなるといいます。日本ドローンレース協会後援で、毎年「全国ドローンレース選手権」の地区予選が日本全国で行われており、fpvレースは上級者向けで、画面だけを見ながら操縦するため技術が必要になりますが、初心者でも参加できる目視レースも用意されているので、ドローンを初めて購入された方も挑戦することができます。
fpvレースなら、操縦席に座れる!?
fpvレースの醍醐味は、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)というゴーグルを装着して、ドローン本体に搭載されているカメラの映像だけをリアルタイムで確認しながら、従来のラジコン飛行機などでは体験できない、まるで自分が操縦席にいるようなコックピットさながらの映像体験ができることです。
カメラ搭載とゴーグル着用によりそのリアルな操縦感覚が確立されています。やはり究極は、操縦席にいる自分を体現することでしょう。男の子なら誰でもあこがれるパイロットの夢を叶えてしまうのがfpvレースなんです。
fpvの魅力
ドローンの自作
fpvの魅力の一つにドローン自体を自分で制作したりチューンナップすることです。いかに早く飛ばすかがドローンレースの醍醐味ですから、自分が作ったドローンがスピードアップする様を見るのはレーサーにとっては最高の喜びになります。
エンジニアリングやプログラミングが学べますし、何より「理屈抜きに楽しい」ということでしょう。自作キットは、ショップで購入できますし、amazonなどの通販でも販売されており、各パーツセットでの価格帯は3万円前後といったところです。
ドローンの各パーツの構成は、
1.フレーム
2.モーター&プロペラ
3.ESC (エレクトロニック・スピード・コントローラー)
4.FC (フライトコントローラー)
5.プロポ送信機
6.アンテナ + プロポ受信機
7.PDB (パワーディストリビューションボード)
8.BEC電源
9.バッテリー接続端子
10.バッテリー
となります。さらに、ドローンを自作するサークルも多いので、同じ趣味の人達と交流すれば、さらに楽しみも広がるというものです。
fpvの速さ以外の魅力
自作ドローンの魅力は、競技での速さを競うことだけではなく、何よりも自分だけの「世界に一つだけのドローン」を作り上げていくという喜びです。
子供の頃にプラモデルを親に買ってもらい作った記憶が男性なら誰にでもあるかと思いますが、ドローンは、子供の頃夢中になってプラモを作ったように、大人が夢中になれる究極のホビーです。しかも極めればかなりハイレベルです。ドローン本体を作り上げていく喜び、レースで速さを競い技術を磨く喜び、同じ趣味をもつ人たちと交流する喜び、男性なら一度体験すれば、ハマること間違いなしでしょうね。
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