Apple Watchを使用するにあたり、「ペアリング」というワードをよく耳にします。そこでみなさん、「ペアリング」の意味をご存知ですか?ペアリングという単語は“2つを組み合わせること“という意味があります。
文字通りガジェット同士をBluetoothやらなんやらで接続することを意味します。
ペアリングという操作はApple Watchを使うにあたって基礎中の基礎です。ペアリングができないとApple Watchの性能はほぼ発揮できません。
今回の記事ではApple Watchの「ペアリング」について詳しく説明していきます。
目次
ペアリングとは?
冒頭でもペアリングについて少し説明しましたが、もう少し深堀りして解説していきます。
Bluetoothのような有線ではなく無線で接続する場合、お互いの機器を認識させる必要があります。有線のように2つの機器を物理的に繋げる単純な接続と違い、無線の場合はどの端末と接続するか決めないといけないのです。もし自分がBluetoothイヤホンで音楽を聞いている時、急に隣の人の音楽が流れ出したり、自分が流した音楽が他人のイヤホンで流れていたら大変なことですよね。
そうならないためにも最初に「このイヤホンはこのスマートフォン」というように接続させる機器同士を認識させる必要があるのです。これが「ペアリング」です。
ペアリングは1度機器同士を接続すれば、2回目以降の接続は自動的に接続されます。端末の接続設定を変更しない限り登録された機器の情報は消えることなく、簡単に接続することが可能です。
Apple Watchでも1番始めにiPhoneとペアリングする必要があります。特に難しことはなく、簡単にペアリングすることが可能ですが、万が一ここでつまずくとApple Watchを充分に使いこなすことは不可能です。
次でiPhoneとのペアリング方法について解説していきますので見ていきましょう。
iPhoneとペアリングする方法
ここではApple WatchとiPhoneをペアリングして設定する手順について説明していきます。
その際、ペアリングを始める前にやっておかなければならないことがあります。
それはお使いのiPhoneを最新バージョンにアップデートすることです。
これをしないとうまくペアリングできないことがあるので必ずアップデートしておきましょう。
ペアリングについてAppleの公式サイトにも手順は書いてありますが、ところどころ分かりにくい説明の部分があるので、一部言い方を変えて分かりやすく順番に説明していきます。
1 Apple Watchの電源を入れて腕に装着
まずはApple Watchの電源を入れます。
サイドバーを長押しすることによって電源を入れることが可能です。
2 Apple WatchをiPhoneに近づける
近づけると「iPhoneを使用してこのApple Watchを設定」というメッセージがiPhone上に表示されます。「続ける」というボタンが表示されますのでタップして下さい。
メッセージが表示されない場合はiPhoneにもともとダウンロードされている「Watch」というアプリを開き、「ペアリングを開始」をタップし接続を進めて下さい。
3 iPhoneをアニメーションの上にかざす
Apple Watchの文字盤がiPhoneのファインダーの中央に来るようにあわせます。しばらくするとペアリングが終わったというメッセージが表示されます。
4 新しいデバイスとして設定する
「新しいApple Watchとして設定」をタップします。
ここまでペアリングは完了します。次から設定に入ります。
5 Apple IDでサインインする
Apple IDのパスワードの入力画面が表示されたら、入力します。入力画面が表示されない場合は、後から Apple Watch App でサインインできます。「一般」>「Apple ID」の順にタップし、サインインしてください。Apple Watch のセルラーモデルでは、携帯電話番号が必要な一部の機能は、iCloud にサインインしないと使えません。
6 設定を選択する
Apple Watch に、iPhone と共有されている設定内容が表示されます。iPhone で「探す」、位置情報サービス、Wi-Fi 通話、診断を有効にしている場合は、これらの設定が自動的に Apple Watch でも有効になります。
7 パスコードを作成する
パスコードは作成しなくてもかまいませんが、Apple Payなどの機能を使う場合は必要です。
iPhone で「パスコードを作成」または「長いパスコードを追加」をタップしてから、Apple Watch に切り替えて新しいコードを入力してください。作成しない場合は、「パスコードを追加しない」をタップします。
8 機能とAppを選択する
機能の設定を進めます。セルラーモデルではモバイルデータ通信の設定もできます。
9 デバイスとの同期が終わるのを待つ
データの量によっては、同期に時間がかかることがあります。
両方のデバイスは近づけたままにしておき、チャイム音が鳴って、Apple Watch で優しくタップされた感じがしたら、Digital Crown を押してください。
以上でペアリングと簡単な設定は完了です。
ペアリングできない時の対処法
ここではペアリングができなかった人や、今までペアリングできてたけど急にできなくなった。という人に向け原因や対処法を解説します。
考えられる原因は以下の通りです。
- iPhone6以降のデバイスじゃない
- iPhoneのバージョンが最新ではない
- iPhoneがネットに接続されていない
- 複数のiPhoneとApple Watchを接続しようしている
が主な原因だと考えられます。
順番に1つずつ見ていきましょう。
iPhone6s以降のデバイスじゃない
iPhone6s以降のデバイスでないと、Apple Watchを最新バージョンにアップデートできません。それが原因でペアリングできない状況になっているかもしれません。
自分が使っている機種をいま1度確かめてみて下さい。
バージョンが最新ではない
古いバージョンだとペアリングできないということはないのですが、あまりにも古いバージョンだとその可能性もありますし、最新のバージョンのほうがApple Watchの性能も充分に発揮できるので、iPhoneもApple Watchも常に最新のバージョンにアップデートしておくことを怠らないようにしましょう。
iPhoneがネットに接続されていない
機内モードがオンになってはいませんか?電波の届かない圏外ではありませんか?
1度自分のiPhoneの状況を確認してみましょう。
このような状況だとペアリングできないので、なるべく通信環境がいい場所でペアリングするようにしましょう。
複数のiPhoneとApple Watchを接続しようしている
1つのApple Watchとペアリングできるのは1つのiPhoneだけです。複数のiPhoneを接続しようとしても不可能ですので覚えておきましょう。
ただ、機種変更などで別のiPhoneに乗り換えることは可能です。
それと1つのiPhoneに対して複数のApple Watchとペアリングすることは可能です。この場合は設定から追加でペアリングして下さい。
まとめ
以上がiPhoneとApple Watchをペアリングする簡単な紹介でした。
冒頭でも書いたように、この「ペアリング」という作業がうまくいかないとApple Watchの機能を全く発揮できないので注意しましょう。
ただ、ペアリングできないことがあっても、原因は案外単純なことだったりして、すぐに改善できる場合が多いので焦る必要もないです。
最初はペアリングするのに少し時間がかかり、面倒くさいと思う人もいるかもしれません。しかし面倒くさいのは最初だけなので、丁寧にゆっくり行いましょう。
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