MT5はパソコン版だけではなくスマホ向けにiPhone版とAndroid版の両方が出ている。どちらもMT5アプリなので基本的な機能はほとんど同じなのだが、細かい違いがある。
スマホでも使えるMT5
世界的なトレードツールとして多くの国のトレーダーに利用されているMT5(メタトレーダー5)。パソコン版MT5 ダウンロードは多くのサイトでできるし、スマホアプリもApp StoreやGoogle Playで簡単にできる。現在すでにiPhone版とAndroid版の両方が配信されているが、基本的な機能はほとんど同じとはいえ細かい違いがある。
なおこの記事の比較は2022年5月現在のバージョンを前提としたもので、今後バージョンが更新されれば仕様も少しずつ変わっていく点に留意してほしい。
メニューの違い
まずアプリを開いている間、常に下に表示されるメニューバーが違う。iPhone版のメニューバーに表示されるアイコンは5つで「気配値」「チャート」「トレード」「履歴」「設定」がある。そしてiPhone版の場合はアイコンの画像の下に「気配値」などテキストがあるので、どれが何のためのアイコンかわかりやすい。
それに対してAndroid版は「気配値」「チャート」「トレード」「履歴」「ニュース」「チャット」の6つで、テキストがなくアイコン画像だけだ。
気配値表示の違い
気配値、言い換えると現在のレートの表示方法にも違いがある。基本的にはiPhone版もAndroid版も各通貨ペアが上から下に並んでおり、通貨ペア名、現在のBidとAskレート、現在時刻、高値・安値、そしてスプレッドが表示される。
だがiPhone版には「シンプルモード」があり、シンプルモードにすると通貨ペア名と現在のBidとAskレートだけのシンプルな表示になる。
チャート表示の違い
iPhone版は1つのチャートしか表示できないが、Android版は2つのチャートを同時に表示できる。チャートを2つ表示させる場合、上下に並べることもできるし左右に並べることもできる。ただしもともとスマホは縦に長いデバイスなので、左右に2つ並べるとそれぞれのチャートがかなり縦長になる。複数のチャートを同時に見たいならAndroid版の方がいい。
そしてiPhone版はチャートをタップして注文画面を開く機能があるのに対し、Android版にはそれがなくチャート画面から注文をするためには右上のアイコンをタップする必要がある。
注文画面の違いとまとめ
注文画面では「買い」「売り」のボタンがiPhone版では画面の中央にあるのに対し、Android版では下にある。
以上、MT5のiPhone版とAndroid版を比較してみた。どちらにも長所はあるが、どちらかと言えばiPhone版の方が使いやすいのではないかと思われる。
コメントを残す